六甲・摩耶山って不思議なところ
新幹線に乗ってやってきた神戸。
ビジネスパーソンたちが行き交う新神戸駅からハイキングスタートです。
駅のすぐ裏には深い森が広がっていて、優美な布引滝が迎えてくれました。
30分も歩かないうちに着いた展望からは、森の向こうに高層ビルがニョキニョキ。
街と自然がこんなに近いなんて、六甲・摩耶山って不思議なところですね。

アドベンチャーを楽しむ
布引貯水池から沢を遡るように山の奥へと進んで行きます。

それは、何度も沢を渡る冒険心をくすぐるルート。

歩く場所を見極めながら、慎重に進みました。

多少、足元に水がかかっても、

撥水効果の高いSPEED STYLE PANTSなら気にしなくてOK。

本当に上高地みたい！
「この先に上高地みたいな場所があるよ」という
スタッフの言葉にわくわくしながら樹林のなかを進むと…
そこに現れたのは、枯れ木立がある雰囲気のいい池。

かつての上高地・大正池にそっくり！

（今は本物の大正池には立木がなくなっているのです……）

しかも池のほとりの橋には 上高地のシンボルである「河童橋」と
同じ名が
付けられていることに くすくすと笑ってしまいました。

また来ればいいさ
大正池にそっくりな池の先には北アルプスにちなんで
「新穂高」や「シェール槍」のピーク、穂高湖と名づけられた池があります。
そこへも行きたかったけれど、夕刻が迫ってきたので
無理はせず、今回はおあずけとしました。
また来ればいいものね。

楽しみをプラスαする
「行こうと思えば行ける」とは思っても、その一歩手前で引いて
がんばり過ぎないのが「オトナ」の山登り。

代わりに、摩耶山の掬星台のカフェで、展望を楽しみながら
のんびりカレーをいただきました。
そして下山は楽々、乗り物で。

六甲・摩耶山の自然に触れられたステキな１日でした。

小林千穂さんプロフィール ▼
山好きの両親のもとで育ち、子どものころから山に親しむ。

北アルプス涸沢ヒュッテの従業員、山岳写真家アシスタントなど
の経験を活かし、
山岳専門誌や書籍の編集・執筆を手掛ける。
主な著書は『失敗しない山登り』（講談社）、
『DVD登山ガイド穂高』（山と溪谷社）など。
2012年、厳冬期の富士山に登る際にウェアの提供を受けて以来、
MONTURAアイテムの機能性やデザインに惚れこみ、
現在まで愛用し続けている。
2022年春、八ヶ岳山麓に引っ越し、執筆業の合間に畑作業をしつつ、
周辺の山で家族登山を楽しむ。
（公社）日本山岳ガイド協会認定・登山ガイド。

▼小林千穂さん着用アイテム▼