「コロナがあったからと言って、特にネガティブに感じるようなことはなかったです」
これだけ世の中をかき回した感染症に、悲観めいた答えを想像していた手前、少し肩透かしを食らったような気にもなる。しかしそのように明るく答えられるのは人柄によるところが大きいのだろうか。
「基本的にあれこれ悩まないほうかもしれません。もちろんプロ選手としては試合ができないのは大変ですけど、そのかわりに東北福祉大学の先輩でもある松山英樹さんと過ごす時間が増えたので、それは自分にとって大いにプラスでした。後輩たちと接する機会も増えたし、日頃できなかった時間の使い方に目を向けることができた部分もあると思います」
学生時代から、ゴルフのため多くの引越しを経験してきた佐藤さんだが、行く先々で人との出会いには恵まれて来たと語る。
「見知らぬ土地でも自分を可愛がってくれる面倒見のいい人に出会えたりするんです。そう言った人生の経験も、いつでもポジティブでいられる要因のひとつかもしれないですね」
虎視眈々と上位を狙い、厳しいトレーニングを日々重ねていく一方で、どこか自分を、そして世界を肯定するような余裕というかおおらかさがある。そんな雰囲気が印象的だ。 佐藤さんの目にMONTURA はどう映るだろうか。
「MONTURA を着ていて凄くいいと思うのは、他では考えつかないようなカラーやデザインだったりするのに、さりげなくまとまっているところ。人と被らないのもいいですよね」
ブルーの服を身につけていると落ち着くという佐藤さん。大舞台で活躍するプレーヤーとして成熟して行く姿に、さらなる期待が高まる。
「MONTURA は命がけの登山を支えるような登山用品をつくっていて、世界的にも一流のブランドだと思います。そこが真剣に作るゴルフウェアはやっぱり素晴らしいですよ。動きにくかったり、着心地とか不自然な部分があったりしたら、それはとても気になるでしょうね。MONTURA のウェアにそういった不満を感じたことは、今まで一度もありません。個性的で価値あるブランドに、ふさわしい成績を残せるように頑張ります!」